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円盤では最初期から「キコリレコードを救う夕べ」を主催、長い長いつきあいがある犬風さん、拙著「二〇一二」でも一章犬風さんのことを書いていますが、その名の通りの孤独に吼える姿は、なかなかうまいこと作品化できない...その作品のほとんどはカセットで、CDも2枚出ていますが、なんか、ようやく、「これぞ犬風」なものできたと思います!
深夜の円盤で一発録音した録音を三面に、最後の一面には、円盤店内ライヴ史上屈指の一夜だったと記憶している十年前のピアノ弾き語りを収録。
円盤的にも、アナログをどう作るのかのひとつの解答を得た感触。今までいろいろアナログ作って来ましたが、どうしても「これじゃCD作ってるのと変わんないんじゃないの...」と思っていた21世紀のアナログ作りでしたが、これです!これ!これからまたアナログ作れる感じがしました。
ごりっと未編集。編集始まっちゃうと、どうしてもCD作ってるのと同じ過程で"整理"してしまうのが、どうもひっかかるなって思ってたんですが、がつっとごりっと物に音を刻み付けた感触。
プレス150セット。しかも高い(笑)!けどかかった金額だから仕方ない。でも、これでいい。これ大事に買って聞いてくれる人の数考えたら十分。これでCDではちょっとありえないものができたなって自負してます!
収録曲
sideA、隣人/オムライス/海岸の歌/種
sideB、ぶたのはな/裸足の時代/Hubble
sideC、山の向こうで鬼が泣く、鬼の子供も泣いている/つながるロウソク/肉の再生
sideD、慈悲/ボクを野放しにしよう