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CD
2021年末にアナログ・オンリーの作品「岸辺にて」を円盤からリリースした三村京子の2022年今度はCDでの作品。前作の穏やかに裡を見つめるような作品と対比できるような、試作と実験、まだ見ぬ自分を発見していくスタートラインに立ったような初々しさすらある作品です。アルバムを通して歌われる風景は緑、新緑の季節や場所。岸辺より出立し、河を渡る。一曲一曲が、独立した一枚の絵でもあるかのように鮮やかでカラフルな音像と共に、綴られることばは音そのものとして、河の流れの中へ、そして向こう岸へと風景を渡ってゆくようです。
制作は前回同様、全作詞、作曲、編曲、演奏、録音、ミックスまで本人が行い、かなりのオーヴァーダブが行われた重層的な音世界。ハワイアンの「アロハ・オエ」のファンタジックな解釈、小笠原民謡「夜明け前」のカントリー・ブルースな解釈も新機軸で、「新しいフォーク」の世界を探求しています。マスタリング宇波拓、デザイン村岡充も前回同様
収録曲
1. 向こう岸
2. 夢の樹
3. aloha oe
4. シリウス
5. 釣り人
6. 魚服記
7. 自画像が消えだす
8. 夜明け前
9. 嵐のあと
10. 河を渡る
11. 畑の向こう